SADO2016回想録レース編

ウェットスーツも難なく脱げ、shivが待つトランジションエリアへと駆け足でいき、ヘルメットとオークリーを装着。素早くスペシャ製のバイクシューズを履いて、shivをバイクラックから下ろし、ガーミンエッジ500をスタートさせ、バイクスタート地点へと再び駆け足でshivを押しながら向かった。

バイクスタートラインを越え、左手に海を観ながら愛車shivに跨がり長い佐渡島一周のBIKEが始まった

スイムに1時間半かかったので、飛ばしていきたい気持ちを抑えて、トップチューブのストレージに入れて置いたパワーバーを3分の1程頬張ってエネルギー補給品をする。

食べてるときは当然、スピードが大幅に落ちるのでバンバン他の選手に抜かれるが、ここは焦らず平常心。後から巻き返していけば良い

基本、島を巡る外周道路は平坦基調ではあるのだが途中幾つかの集落を結ぶ辺りでは小刻みなアップダウンが続く。

登りペースではDi2の強みを効かして、なるべく重いギアを踏まないように豆にシフトダウンをして足の負担をやわらげる。

海を右手に時計回りに島をおよそ50キロ位北上すると前半の山場、通称坂と呼ばれる断崖が目の前にやってきた。

ここからは海岸線もさることながら、断崖にも滝が流れていたりと絶景が続く。坂はそこそこの勾配であるが、無理せずインナーローにギアを落としていけば足にそれほど負担をかけることなく登って行けた。

つづらおれの坂を上りきると右手の眼下には今登ってきた坂道とたどってきた海岸線が優雅に広がって眺めることができた。まだまだ続と選手が坂を登ってくるのも見てとれる。

峠を越えて大小のアップダウンを繰り返しながら下り基調となってきたところで、ヘアピンカーブをともなった坂が続いていく。ここは飛ばして行きたいところだが、バイクコントロールを失って落車だけは絶対に避けたいので、たとえ後続のバイクにバンバン追い抜かれようと慎重に下っていった。

坂を下りきったところで再び平坦な海岸線道路を北上して行くと、またも目の前に大野亀という大きな一枚岩の岩山がそびえ立って広がってきた。ここも周囲には野原が広がり海とのコントラストが絶景である。

道は再び大野亀の手前の峠を登って行くために、先程の坂のごとくつづらおれのヘアピン坂となっていった。ここでもひたすらインナーローで足の負担をやわらげる。

絶景の峠を上りきると道は島の最北端を回って、進路は南へと向かい出した。つまりスタート地点から島の反対側へと回ってきたのだ。

ここら辺りで、おおよそ距離は80キロ弱。まだあと110キロもあるぜ。

先程の島の西側は割りと道もセンターラインがきちっとひいてあって広かったのだが、こちら東側は道幅が狭くなり、対向車がくると減速を余儀なくされた。

しかしながら道は至って平坦基調なので、快調に飛ばして行ける。

同じような集落をいくつか越えて行くと90キロ地点付近になる両津の市街地が見えてきた。道の両側にアーケードがある商店街に入っていくと島の人たちの応援も活況を帯びてくる。

暖かい声援に応えながら道は再び海岸線に出ると、大きなエイドが見えてきた。ここら辺りがおそらくちょうどコースの半分くらいになるので、トイレ休憩も兼ねて小休止をとることにした。